ホーム
マイアカウント
お問い合わせ

 

<新刊案内>


なかなか新しい書籍や雑誌のご紹介ができずにいますが、
今回、久しぶりに新着の商品をご案内したいと思います。


  

   「Hygge あたみらへん」 
   
「ジュッゲあたみらへん」と読みます。






「Hygge あたみらへん」
  Hygge あたみらへん編集室 
     定価 1080円(税込)

 
「Hygge」というのはデンマークの言葉だそうです。

「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のいい雰囲気」を指す、その言葉は日本語にはちょっと置き換えにくいようです。

日本でもパシッとする言葉があったらいいなあという表現ですね。

ほんわか。熱海。な感じ。


とにかく、そんな居心地の良い感じ
が伝わるような、人やモノ、ことを
紹介している冊子。

年に2回刊行予定です。

編集室の方たちが作っているサイト
もありますし、そこでどのような
内容なのかは、知ることもできる
のでしょうけれど、

ふと、

読んでいて、気になる自分の視点から、聞いてみよう。と思い立ちました。

そこで窓口をなっていただいた、
発行人で企画と編集、ライターである、
国分美由紀さんに伺ってみました。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 
ひぐらし文庫(以下「ひ」):
観光の顔の熱海、暮らしの中にある顔の熱海のページがあり、どちらも魅力的だと思いますが、意識的に双方の顔を取り上げたいと思っておられているのでしょうか。それともこちらの顔のほうをやや多めにということを考えておられますか?

 
Hygge あたみらへん編集室(以下H):
観光地として知られる熱海ではありますが、その根っこにあるのは街に暮らす人たちの日常です。また、熱海市以外の周辺エリアも対象にしているので、できるだけ、日常の“あたみらへん”に触れていきたいと考えています。人との出会いが、その街と深くつながるきっかけになることも多いと感じているので、観光スポットを紹介する場合も、そこで働く人自身や想いを紹介する方向での構成を考えています。
 
ひ:地元の人たちの応援がなければ、雑誌の継続どころか立ち上げも難しいとは思いますが、生まれ育った地で活動すること、また、新たな地で根をはるように活動していく若い方たちが、増えていくような動きを感じることはありますか。
 
H:ここ10年ほどの間に、日本各地でUターンや移住を選ぶ若い世代や40歳前後の同世代が徐々に増えてきたなと感じます。NPOや有機野菜の八百屋さん、飲食店といった事業を立ち上げたり、自ら生産者となった人も身近にいます。
 
家業を継ぎ、自分なりの道を開拓し続けるタフな人たちも。二拠点生活なども含めて、そういった人が各地に増えて行くのはとてもわくわくします。そして、関係人口(その土地に住まなくても、関わったり遊びにきてくれる人々)が増えて、「Hygge あたみらへん」にも参加してくれるような関係をつくれたらいいなと思っています。
 
 
最近はネットの影響か、ボタンを押してすぐ、予測もしない世界につながるという便利な環境になりましが、逆に、そのような環境だからこそ個々のコミュニティーを大切に思う傾向も出てきているようにも感じています。

確かに、どちらの世界ともつながり、バランスいい、居心地のよい環境を楽しむのはいいかも。

ひ:最後に、この先のことも含めて、あらためて、冊子紹介を一言ください。
 
H:いろいろな人が気楽に顔を出せて、会いたい人や行ってみたい場所が増えていく。そんな心地いい風の通りぬける場になれたらと思います。あたみ“らへん”ですから、気になる場所はどこへでも。年に2回、散歩のような身軽さで、楽しみながら歩いてゆこうと思います。
 
急なお願いながら、質問にお答えいただきありがとうございました。

2019.03.15